マイナンバー制度、大山鳴動して鼠一匹

マイナンバー制度が導入されて、もう数ヶ月が過ぎました。
マイナンバー制度が始まるまでは、こういう大きなメリットがあるとか、
こういう大きな危険性があるとか、そういったことがあちこちで言われていましたが、
いざ導入してみると、そこまで大きなトラブルもなく静かです。

まだ導入して数ヶ月しか経っていないので、ここでマイナンバー制度の評価をするのは
適切でないことを承知の上で書かせてもらうと、これは大山鳴動して鼠一匹というやつではないでしょうか。

もちろん、この先アメリカや韓国のように、マイナンバーを悪用した成りすましが出てくるかもしれませんが、
この国の国風を考えると、「まあしょうがない」のひとことで終わりそうです。
それでいいのかどうかはともかく、言われていたほど大騒ぎにはならないでしょう。
そしてマイナンバー制度のメリットも、政府が強調していたほどの効果はないでしょう。

今のマイナンバー制度は、肝心の株や銀行の口座とリンクしていないので、
収入や財産を監視するといっても大した事はできません。
これが全ての商取引、銀行口座への入金にマイナンバーが必要と制度が変わったら別ですが、
そういう極端な制度にならない限り、マイナンバーでは個人の資産を監視することはできません。

そして肝心の特権階級は、タックスヘイブンや海外の秘密口座などに資金を隠している(と思われる)ので
マイナンバーなど何の役にも立ちません。
なので結局のところ、マイナンバー制度導入はこの国を大きく揺らしはしたものの、
大して変える事は出来なかったのではないかと思います。

もちろん、マイナンバー制度導入でちょっとした申告漏れが見つけやすくなったとか、
それによっていくらか税収が増えるとか、その程度の効果はあるででしょう。

しかし、マイナンバー制度導入時に語られていた、預金封鎖とか、
個人資産の完全な監視とか、そういった話はおおげさだったのではないか、
今となってはそう思います。

これからマイナンバー制度が極端に変わらない限り、
その結論も変わる事はないでしょう。